昨夜は寒かったのに、外を見ると、今はまた初夏のような日差しが降り注いている。
寒暖差の大きい日々。
家族は皆もう出かけていて、わたしは一人家に残る。
机の上には、昨日届いた二冊の本。
一冊は、高校生の時から何度も読んだ、J.D.サリンジャーの「ナイン・ストーリーズ」英語版。
お気に入りの小説を、原文で読んでみたいと思って買った。
辞書で調べながら、コツコツ進めるつもり。
それから、もう一冊は、ジョナサン・ホーバンの「ウォーキング・セラピー」。
どちらにしても、落ち込んでいる時には読めない。
それでも、調子が良い日を待って、何とか本を読もうという気持ちは、まだ何とか残っている。
たとえ数か月、一年、読めなかったとしても。
外はきっと暑いくらいなのに、部屋の中には、まだ昨夜の肌寒さが居座っている。
靴下を履いていないと、いられない。
お昼は冷蔵庫に入っている、昨日の夕食の残りを温めるだけ。